第1話  それでも建てたい家

数年前、六十代前半で亡くなった建築家の宮脇檀さん。生涯、住宅設計にこだわり続け、数々の受賞歴やコンペの審査員などで住宅設計の専門家では知らない人がいない存在。
新潮文庫からタイトルの「それでも建てたい家」という文庫本が出版されている。  続きを読む

第2話  見積比較(1)

CMサービス業務の中で大きな役割を占めるのは、施主の代理人として、受注を希望する施工会社からそれぞれ見積を取り、比較検討する材料を提供すること。一般には相見積(あいみつもり)や競争見積といわれ、住宅情報誌等でも1社だけではなく数社から相見積を取るように推奨されている。最近は、見積書の見方まで解説しているような本もあるが、それでも素人の方では、その施工会社がどのような仕様で見積もっているのか、どこまで見積に含まれているのか、分からないことが多い。  続きを読む

第3話  見積比較(2)

今回、広島の工務店5社に協力いただき、新築工事の相見積を行なった。同じプラン、積算(部材の数量)や使用部材も明細まで記入したものに工務店側が単価を入れ、集計だけすれば見積金額がでるように事前に準備した。結果は別表の通り。総額で最も安い企業でも、個々の工種ごとでは必ずしも安いとは限らず、最も高い企業でも、工種によっては安くできるものもある。    続きを読む

第4話  住宅はクレーム産業?

「住宅はクレーム産業」と、業界ではよく言われる。それほどこの業界のほとんどの人がクレームを経験しているということだ。これは、例えば自然素材を使いたいといって、無垢材が少し反ったとか、左官仕上げが収縮でひび割れが出来たといった、素材の性質上完全には防げないものもあるが、素材や仕上げといったもの以外のほうが多い。素材のクレームについては、事前にその可能性を説明しておくか、例え変形しても目立たないような素材の使い方を工夫するなど、ある程度防ぐことは出来る。それ以外のクレームがなぜおきるか、それが問題である。  続きを読む

第5話  社内検査とお引渡しチェック

前回では、正確な設計図書と情報の共有でクレームは減らすことが出来ると書いた。確かに設計図書通りに施工ができていれば問題はないが、なにぶん人がすることなので、設計通り納まらなかったり、施工ミスが発生したりする。あいまいな設計図書での施工は論外だ。  続きを読む

第6話  外断熱と健康住宅

いま研究熱心な工務店さんの多くが取組んでいるものに「高気密・高断熱住宅」と「健康住宅」がある。そのほかに特殊な接続金物を使った合理化工法やローコスト住宅など、建材メーカーやフランチャイズが工務店囲い込みのため会員獲得に動いているが、フランチャイズに懲りて、独自路線を進めている工務店は合理化やローコストには懐疑的だ。  続きを読む

第7話  多能工

『多能工』とは、一人で数多くの仕事をこなす技術者・職人のことを言う。最近、景気低迷と新築物件の減少から、住宅リフォームに力を入れる工務店も多い。しかし、私が『ミスタービルド』というFC本部に入社した90年代前半以前から、これからはリフォームの時代といわれ、住宅リフォームに取組むものの、しばらくするとリフォーム事業から撤退する工務店が少なくなかった。結局、単価が安い割には手間がかかり割に合わないということだ。  続きを読む

第8話  劇的ビフォアー&アフター

最近、日曜日夜のテレビ番組『劇的ビフォアー&アフター』がちょっとした話題になっている。所ジョージが司会で、様々な問題を抱える住宅を、建築の専門家である「匠」がリフォームによって解決していくというものだ。非常に悪条件であったり、施主の思い出がいっぱい詰まった住宅の解体材を再利用したりし、視聴者の共感を呼んでいる。  続きを読む

第9話  建築家は第三者?

毎週日曜日の中国新聞に「ハウジングニュース日曜版」というコーナーがあるが、最近『いい建て主になるコツ講座』が連載されている。広島県内は中国新聞のシェアが圧倒的なので、地元の人は見ている人も多いと思う。今年最初、2003年1月5日のテーマは「見積書をどう読むか?」という内容だった。この号で8回目の連載になっているが、今回は当サービスが消費者ニーズに合致していると改めて確信できた。以下、一部記事を引用したい。  続きを読む

第10話  サポートセンター

このたびは、建築や住宅の話から少し外れるが、このホームページを開設しウィルスメールが増えてきたのでウィルス対策での体験をつづってみたい。
私のパソコンは、プレインストール版のウィルス対策ソフトが入っていたが、期限切れで新たなウィルスに対抗するパターンファイルの更新が出来なくなっていた。そこで新しい年も迎え製品版のウィルス対策ソフトを購入した。  続きを読む

第11話  クレームは天の声

「クレームは天の声」というのは、山口県岩国市に本社のある『ヨハネ建設(株)』の藤本会長が、社員の教育をするときに良く使っていた言葉だ。私が独立する前にお世話になっていた(株)リック工房の丸山社長が、中経出版から「なぜ人はこの会社に家づくりを頼むのか」という本を書いているので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれない。詳細は書籍に譲るが、私がリック工房在職中にも、全国から工務店や住宅会社の視察が絶えなかったし、会長自身よくセミナーに招かれ全国で講演をしていた。  続きを読む

第12話  高付加価値

以前から『高付加価値』という言葉は良く使われてきた。どこでも入手できる製品やサービスではなく、お客様から指名されるオンリーワンの技術やサービスを開発することが競争社会の中では重要だ。そのためには『高付加価値』で差別化するという、分かったような分からないような言葉が独り歩きしているような感じがしている。  続きを読む

第13話  ダウンサイジング

「ダウンサイジング」というのは、もともと経営の分野やITの分野での専門用語だったので初めて聞く方もいらっしゃるかもしれない。経済用語としては、「リストラクチャリング」いわゆるリストラと同義語で、規模を縮小して経営合理化を図ることを指す。IT関連でいえば大型コンピューターから、パーソナルコンピューターへ、そしてPDAなどさらに小型化していくこと。規模やサイズが縮小していくことを「ダウンサイジング」といっている。  続きを読む

第14話  デフレ時代の賢い住宅取得(1)

今年第一回目の家づくりセミナーでは、「デフレ時代の賢い住宅取得とは」というテーマで話をしたので、その内容について二回にわたりその一部を公開したい。今回は、安く住宅を建てるにはということを中心にまとめた。「安い住宅=ローコスト住宅」ではなくて「安く=仕様や品質を下げずに工夫する」ことが重要だ。  続きを読む

第15話  デフレ時代の賢い住宅取得(2)

前回に引き続き、デフレ時代の賢い住宅取得についてまとめた。今回は「転売価値」のある住宅をテーマに、資産ではなく耐久消費財化してしまった日本の住宅について考えたい。
転売価値のある住宅を入手するポイントとして以下5つを挙げた。  続きを読む

第16話  住宅新サービス

インターネットの普及によって、旧態依然としていた住宅業界も新サービスが花盛りだ。かくいう当社もその中で、あまたの新サービスよりもお客様の支持を得るべくいろいろと工夫をしているところ。私自身もこの『住宅CMサービス広島』をスタートさせる以前から、住宅専門のコンサルタントとして、さまざまな新サービスを見てきた。今回はそんな住宅新サービスの中から、運営者を直接または間接的に知っている気になる数社をピックアップしてみたい。  続きを読む

第17話  無用の長物

世の中、めったに使わないのに勧められるままつい買ってしまうものが多い。100円ショップで売っているようなものや衝動買いであればまだ諦めがつくものの、高額なものになると「どうしてこんなものを買わされたのか?」と後から疑問になることもよくある。
以前、社内でパソコンを導入したときもそんな思いをした。小所帯のころはパソコン同士ハブを通してLANでつなぐだけで済んでいたものが、少しパソコン台数が増えてきてインターネットにアクセスする人数も増えてくると、ルーターが必要だ、サーバーが必要だ、無電源装置が必要だと、ベンダーは次々と新しい機器導入を提案してくる。いわゆる「ソリューション」お客様の困りごとを解決しますというものだ。  続きを読む

第18話  ブランド住宅

グルニエ、パルフェ、ハートレイ、GODAI、GENIUS、フレックス、ステートメントウィズ・・。住宅展示場めぐりをした人は、何のことか分かるかもしれない。そう、大手ハウスメーカーがつけている住宅のブランド名だ。
住宅にブランド名がつきはじめたのは、昭和34年10月に大和ハウス工業から発売された「ミゼットハウス」からだろう。その後も積水ハウスのA型やミサワホームで大ヒットしたO型など、「ブランド」というよりも、当時は工業製品としての型式という意味合いが強かったようだ。  
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第19話  下請け業者と原価公開

外注、協力会社、アウトソーシング、専門工事業者・・・。表現は違うが、業務の一部を請負う企業をこう呼ぶ。アウトソーシングは若干意味が異なるが、概ねこのような業務請負を下請け業者と呼ぶ。建築業界は多重下請け構造となっており、簡単なリフォームを除けば、小さな工事でも社員だけで工事は完結しない。下請け業者に発注することになる。  続きを読む

第20話  マイナスイオン効果

今回は、世間でもいろいろと話題になっている『マイナスイオン』について考えてみたい。というのも、つい先日インテリア産業協会中国支部のフォーラムで、マイナスイオンの話を詳しく聞いたからだ。テレビ「発掘!あるある大事典」で特集をしていたのを見たので何となくは理解していたが、今回の話でだいぶ理解が進んだ。  続きを読む

第21話  プランブックとCM

アメリカでは、日本の半分くらいのコストで住宅を建てられるという。最近では日本でも坪単価25万円の家があるくらいだから、全く同じ条件でなければ比較は困難だが、少なくとも収入に対して住宅購入に掛かるコストはアメリカのほうが少ないようだ。人件費の安い労働者を使っているのではなく、安くつくるシステムが普及しているためだ。  続きを読む

第22話  パッケージソフト

前回、アメリカのプランブックの話を書いた。プランブックとは、不特定多数のお客様向けに出来合いで用意された設計図書のことをいう。個別オーダーで設計図を描くのに比べて、格段に安く、また長く住んでも飽きの来ないデザインや間取りになっている。  続きを読む

第23話  適正規模

日本国内に住宅の建設を行っている業者がどのくらいあるだろうか。建設業の許可業者数でいうと50万社を超えているが、これは土木や専門工事業者の数も入っているので、住宅を一棟完成させられる業者数は十数万社といったところか。広島県内の建設業許可数は約1万4,800社。住宅や建築に関連する許可数を見ても約5,800社だ。(平成14年データ)  続きを読む

第24話  サプライチェーンマネジメント(SCM)

『サプライチェーンマネジメント』という言葉が数年前、日本企業が競争力を取り戻す重要な手法だとビジネス誌などで取上げられていた。しかし最近ではさらに景気悪化が進み、不良債権処理や貸し剥がし、リストラなど後ろ向きなことばばかりが目立つようになってしまった。  続きを読む

第25話  セカンドオピニオン

医療の世界を中心に、『インフォームドコンセント』や『セカンドオピニオン』といった言葉が広がりつつある。『インフォームドコンセント』とは説明を受けたうえでの同意を意味し、『セカンドオピニオン』とは主治医以外の医師の意見を聞くといったときに使われる。  続きを読む

第26話  旬(しゅん)

ゴールデンウィークをはさんでこのコラムも一回休んだ。連休は、実家のある山口県の周防大島に家族で帰省していた。広島の人はほとんど「大島」といったらご存知だろうが、みかん狩りや魚釣りなど広島からのドライブコースにもなっている。  続きを読む

第27話  ユビキタス

前回の非常にアナログな話とは打って変わって、今回はコンピュータ用語としてよく使われている言葉をテーマとした。

『ユビキタス』というのは、遍在(いつでもどこでも存在する)というラテン語が語源だ。ユビキタス・コンピューティングとかユビキタス・ネットワークといった使われ方をされ、どこにいてもコンピュータにアクセスできる状況になりつつあるということを指している。  続きを読む

第28話  建築条件付き

平成14年度の住宅着工統計によると、広島地区では賃貸住宅と戸建て注文住宅が対前年度で伸びを示している。ここ数年、住宅ローン減税や低金利政策などもあり、都心で多くのマンションが販売されたが、あまりにも高水準で供給されたため、分譲マンションや戸建て分譲、いわゆる建売住宅は前年度から大きく落ち込んでいる。続きを読む

第29話  フリーウェア・シェアウェア

パソコンをしている人は、このフリーウェアやシェアウェアというのを聞いたことがあるだろう。無料や非常に安価なパソコン用ソフトの総称だ。パソコン雑誌の付録のCDにも数多く登録されているし、インターネット上からでも自分のパソコンに取り込むことが出来る。  続きを読む

第30話  トレーサビリティ

『トレーサビリティ』
この聞きなれない言葉は、一昨年のBSE(狂牛病)問題あたりから脚光を浴びてきた。トレースという言葉は「辿るとか追跡する」という意味に使われ、食品などの安全性を確認するために、生産履歴情報や流通経路を公開する仕組みを『トレーサビリティ』と呼ぶ。  続きを読む

第31話 パレートの法則

「話を聞かない男、地図が読めない女」という本がベストセラーとなったが、まわりに起きる事象で、案外気づいていないだけで意外と当たっているという自然法則は少なくない。

『パレートの法則』というのも、そんな自然法則のひとつだ。『パレートの法則』とは、イタリアの経済学者パレートが発見したとされる「80対20の法則」のことだ。そのことなら聞いたことがあるという人も多いだろう。  続きを読む

第32話 欠陥住宅

先週末に行った『失敗しない家づくりセミナー』は「住宅性能表示制度って何?」というテーマで行った。住宅性能表示とは、欠陥住宅を無くし、車やパソコンなど、他の製品と同様に、住宅にも性能の目安を公的に評価しようという制度だ。  続きを読む

第33話 インスペクション

このコラムは自分が書いておきながら結構横文字が多い。しかも長年住宅業界にいる人間でも聞いたことのない単語が多いのではないだろうか。今回は『インスペクション』という言葉を取上げてみたい。前回の欠陥住宅に大変関連の深いことばだ。  続きを読む

第34話 客単価

今回は漢字のタイトルとした。『客単価』というのは、商売をする側が使う言葉で、お客様である消費者には失礼かもしれない。しかし、消費者側も、自分が商品やサービスを購入しようとする会社の『客単価』を知っておくことは意外と役に立つことが多い。  続きを読む

第35話 安心工務店

弊社のサービスは、広島地域の皆様に地元の『安心工務店』を紹介しようというもの。
先頃、東京にある住関連専門の出版社、ハウジングエージェンシーから、全国安心工務店一覧という書籍が出版された。このたび出版されたのは、「首都圏版」だったが、これから「関西版」や「中国・四国・九州版」を出版していくという。  続きを読む

第36話 コラボレーション

最近『コラボレーション』ということばをよく耳にするようになった。弊社が入居している「SOHO国泰寺倶楽部」でも、1階に「中国地域産学官コラボレーションセンター」という組織が入居している。民間企業と大学、そして行政が連携し共同作業をするというイメージだろう。  
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第37話 パラダイムシフト

今春、広島の地元金融機関や有力企業など、産学官が連携して『ひろしまベンチャー育成基金』という財団法人を設立した。広島発のベンチャー企業を育成するために、大賞は300万円の資金がプレゼントされるというものだ。個人・法人問わず、募集枠は8件ということだったので、早速『住宅CMサービス広島』のビジネスアイディアも応募した。  続きを読む

第38話 ユニクロ方式

最近は少し勢いが弱まったが、数年前はカジュアルファッションではユニクロが一人勝ち状態で、『ユニクロ方式』と呼ばれる経営手法が、様々な業界で取り入れられていった。よほどの年配の方か年少の子供たちを除いてユニクロを知らない人はいないだろうが、山口県の片田舎の企業(私も山口県人!!)がなぜあそこまで伸びたのかは一般の方は知らないかもしれない。
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第39話 伝言ゲーム

昔、テレビ番組で『伝言ゲーム』というのをやっていた。仕切りのある狭いBOXが幾つか並んでおり、お笑いタレントなどが、司会者から手渡されたストーリーを頭で覚えている。メンバーはヘッドホンで大音量の音楽を聞いており、会話は聞こえない。仕切りに小さな窓があって、そこがあくとヘッドホンを外し、前の人からストーリーを聞いて次の人に伝えていく。  続きを読む

第40話 職人気質

今、『職人気質(かたぎ) 』というのが見直されているような気がする。
物議をかましたが、「ものつくり大学」も開校し、世界に誇れる日本の技能や技術力を高めていこうという動きは、製造業や建設業の中でも叫ばれている。技術力こそ、これまで日本が誇った強さの原点だろう。  続きを読む

第41話 住まいづくりの代理人

大阪在住の昔の上司から1枚のファックスが届いた。リフォーム産業新聞社が発行している「ザ・リフォーム」の記事コピーだ。タイトルに『住まいづくりの交渉代理人』と書いてある。東京の三鷹でリフォームを中心に、設計者でも施工者でもない、施主の代理人として活動を行なっている「コンセリア」という女性中心のコーディネート事務所の記事だった。  続きを読む

第42話 介護住宅とバリアフリー

最近の住宅は和室も少なくなり、床の段差がなく、車椅子でも障害なく生活できるバリアフリー仕様の住宅が増えている。住宅業界でも、在宅介護用のリフォームを行なうのに、福祉住環境コーディネーターといった、福祉や介護の知識を持った専門家を育てるようになってきた。
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第43話 ユニバーサルデザイン

バリアフリーということばは、障害者にとって活動の妨げになる『バリア』を感じることなく生活できる空間、施設の設計を指している。高齢者や身障者だけでなく、ケガで一時的に松葉杖状態になったときでも、ちょっとしたバリアが行動の自由を妨げるという経験をする。  続きを読む

第44話 アメリカの住宅事情

日本の住宅は、昔から『ウサギ小屋』と揶揄され、小さいだけでなく、価格は高く、耐用年数は短いという、悪いほうに三拍子が揃ってしまっている。同じ日本でありながら、自動車や電気製品など輸出比率の高い商品とは全く逆で、ここに国際競争にさらされていない保護された業界の問題が隠されている。    続きを読む

第45話 欠陥住宅をなくすには

「日本の戸建て住宅の60%は欠陥だ!」
刺激的な見出しの帯が本屋で目に飛び込み、思わずその本を買ってしまった。日本建築検査研究所の岩山健一氏が書いた『「欠陥住宅」をつかまない155の知恵』だ。  続きを読む

第46話 理性で家を買おう

多くの人にとって住宅を取得することは夢の実現である。特に女性は『夢』と『愛』がなければ生きていけないともいわれている。一生のうち何度もない買い物なので、夢は膨らむ一方だ。住宅展示場でさまざまなメーカーの住宅を見せられたり、雑誌で建築家の設計した家などを見ると、欲求や感性がおおいに刺激される。  続きを読む

第47話 デザイナーズハウス

最近、マンションや戸建て住宅で『デザイナーズハウス』と呼ばれる住宅を広告でも見るようになった。主に建売住宅や分譲マンションで、デザイン性を売り物にすることで、他の物件と差別化しようとしている。コーポラティブハウスと呼ばれる組合方式で造る集合住宅も、個々の入居者の希望を、デザイナーが実現させていく。  続きを読む

第48話 木の家に住みたい

木の家には根強い人気がある。
プレハブの住宅メーカーでさえ、『木の家』を売り文句にして、これまで地元工務店に流れていた層を取り込むため躍起になっている。しかし、どちらかというと、日本人が持つ「木の家の温かさや懐かしさ」といった情緒を刺激する材料として営業的に利用しているような感じがする。
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第49話 エンジニアとアーティスト

広島は、マツダを始めとした製造業の企業城下町だ。だから家を建てる人も製造業(下請け部品メーカーも含む)に務めている方が比較的多い。『エンジニア』といわれる人たちだ。造る側だけでなく、機械設計や設備設計を手掛けている人たちもやはりエンジニアだ。  続きを読む

第50話 モデルルーム

今回は、少しマンションの話を書いてみよう。
マンションは通常、建ててから販売開始するのではなく、工事着工前から販売を開始していることがほとんどだ。建築設計が終了し、役所への確認申請が終われば、建物の姿、形は全くなくても購入者の募集広告が入り始める。多くは『現地モデルルーム』へ案内する広告だ。  続きを読む

第51話 住宅展示場

前回は、マンションのモデルルームについて書いた。「仮設」とはいえ、実際に販売されるマンションの図面に基づき、寸法や仕様もごまかすことなく再現したのがモデルルームだ。長年建設業界では、仮設の建物を『プレハブ』と呼んできたのは余談としておこう・・・。  続きを読む

第52話 吹込み断熱

先日、弊社の登録工務店の社長らと集まり情報交換を行なった。
通常、工務店同士の社長はお互いがライバルで競合にもなりうるため、お互いの手の内は明かさない。しかし、当社の登録工務店は、勉強熱心でもあり、また自ら進んでノウハウを出すことで、それ以上に新しい工法やノウハウを知ることが出来ると知っている。  続きを読む

第53話 うっかりミス

人間、誰しも『うっかりミスをした』という経験はあるだろう。
例えば、駅のホームで出発のベルが鳴り響いていて飛び乗った電車が、自分が行こうとした方向と反対方面に動き出して慌てて次の駅で乗り換えたといった具合だ。(実は私の体験です)
続きを読む

第54話 お客様の声

すべてのビジネスは、お客さんがお金を支払ってくれて初めて成立する。どんな立派な理念があろうと、最先端の技術であろうと、資本金が大きかろうと、商品やサービスの対価としてお金を払う人がいなければ、そのうち行き詰まってしまう。  続きを読む

第55話 別途工事と諸費用

注文住宅を建てようとした場合、「坪単価どのくらいで建つのか?」といったことがまず気になるだろう。以前も坪単価のからくりを解説(→コラム14話参照)したが、建設コストだけでなく住宅取得に掛かる『別途工事』や『諸費用』に関しても十分知識が必要だ。  続きを読む